ここではのしの種類・文言について記載します。
のしにはお祝いによって種類があります。
大きく分けて3種類あり、地域によって多少の差はありますが
一般的な使い方をご紹介します。
①紅白花結び
婚礼以外の一般的な祝事、出産祝、内祝い、お礼などに用います。
結び目が何度も結びなおせることから、
一般的な祝い事、何度繰り返しても良いことに用います。
例えば出産祝い、長寿祝い、内祝い、卒業祝い、お礼、などに利用されます。
法人であれば周年記念、創業記念、開店・開業のお祝いなどに使っていただけます。
表書き(中心の線(水引)より上段)
一般的なお祝い・・・・・・御祝
○○祝いのお返し・・・・・内祝
長寿祝・・・・・・・・・・寿福、賀寿、祝御長寿
周年記念・創業記念・・・・○周年記念、創立(創業)○周年記念
竣工記念・完成記念・・・・竣工記念・完成記念
開業記念・開店記念・・・・御開店御祝、祝御開業、御祝
開業記念・開店記念をいただいた方に返す場合・・・・開店記念,開業記念
自身の会社が記念を迎えて取引先やお世話になった人に贈る場合・・・・記念品、粗品
中心の線(水引)より下段には贈り主の名前を書きます。
②紅白10本結び切り
婚礼関係の祝いとして用います。
また、お祝いのお返し、引き出物、祝賀品にも利用されます。
固く結ばれ簡単に解けないことから、
結婚祝、弔事など一度きりであって欲しい場合に用います。
また、お見舞い、快気祝いなどにも用います。
表書き(中心の線(水引)より上段)
結婚祝・・・・・寿、御結婚祝、御祝
結婚祝のお返し・・・・・寿、内祝
結婚式の引出物・・・・・寿(新郎新婦、両家の名前を記載する)
中心の線(水引)より下段には贈り主の名前を書きます。
③黄白5本結びきり
主に年忌にお招きした方への返し(引き物)に使用します。
一周忌と三回忌以降ではお返しののしの種類を使い分けることがあります。
一周忌までは「水引が黒白か双銀の結び切り」、
三回忌以降は「水引が青白か黄白の結び切り」で、
表書きはいずれも上に「志」または「粗供養」、
下に施主の家名となっています。
*(地域によって違う場合もございます。弊社では全国一般的なものを紹介しております)
④外のし・内のしについて
内のしは贈答品に直接のしをかけて上から包装紙で包むことで、
外のしは包装紙の上からのしをかけることを指します。
・内のしは主に「内祝い」など相手の慶事をお祝いする事柄ではない時に使われます。
その他、控えめな表現にしたい時に使うのし掛け方法です。
・外のしは主に結婚・出産祝いなど、先様にどんな目的で贈ったかが即座に伝わって構わないもの
に使われます。